最終更新 2026-08-26

TikTok Shopの最大CPAはいくら?利益から広告費上限を逆算する方法

CPAは「1件の注文獲得に使った広告費」です。その上限となる最大CPAを、売上や競合相場ではなく目標利益率から逆算する方法を解説します。

先に結論: CPAは「1件の注文を獲得するために使った広告費」です。最大CPAは、その広告費を「利益を守りながら1件いくらまで使ってよいか」に置き換えた上限です。返品を見込んだ売上から販売手数料・アフィリエイト報酬・商品/発送コスト・目標利益を先に差し引き、残った金額を広告に使える上限として扱います。
まずCPAの意味

このサイトでは、CPA = 広告費 ÷ 獲得注文数として扱います。たとえば広告費30,000円で10注文なら、CPAは3,000円です。最大CPAが2,000円なら、現在のCPA 3,000円は1件あたり1,000円オーバーと読みます。

最大CPAの計算式

最大CPA = 返品考慮後売上 × (1 − 目標利益率) − 販売手数料 − アフィリエイト報酬 − 商品原価 − 梱包費 − 自社負担送料 − その他変動費

計算結果が0円以下なら、現在の価格・原価・報酬条件では「目標利益を守りながら広告費を追加する余裕がない」と読みます。

具体例:販売価格5,000円の商品

販売価格5,000円、自社値引き500円、TikTok側値引き300円、返品率5%、販売手数料10%、アフィリエイト報酬15%、商品/梱包/送料等2,220円、目標利益率20%のDEMO例では、最大CPAは約131円です。

実際のCPA(1件の注文獲得に使った広告費)が600円なら、最大CPA約131円を約469円上回っています。広告費を下げるか、価格・報酬率・原価のどれかを改善しないと目標利益率20%には届きません。

ROASだけを見ない理由

ROASは「広告費1円に対して何円売れたか」を見る売上倍率です。たとえば広告費10,000円で売上50,000円なら5倍(500%)です。ただし、原価やクリエイター報酬が高い商品では、同じROASでも利益が残る量は変わります。先に最大CPAを利益から決め、そのCPAから必要ROASを逆算します。

判断の順番

  1. 目標利益率を決める
  2. 現在条件で「広告に使ってよい上限(最大CPA)」を出す
  3. 実際の「1件の広告費(CPA)」と比較する
  4. 超えている場合は、広告・報酬率・価格・原価を1つずつ見直す

まず無料Liteで、自社条件を入れて確認

無料Excel Liteでは、1件利益と利益率に加え、「広告に1件いくらまで使ってよいか(最大CPA)」「広告費に対して最低どれだけ売上が必要か(必要ROAS)」まで確認できます。正式版でできる判断もDEMOプレビューで確認できます。

よくある質問

最大CPAが0円になったら広告を止めるべきですか?
少なくとも現在の条件では、目標利益率を守る広告余力がない状態です。価格・原価・報酬率・目標利益率を見直してから再計算します。
CPAが最大CPA以下なら必ず儲かりますか?
いいえ。返品率や実際の手数料、固定費等の前提が変われば結果も変わります。最大CPAは設定した条件下の経営判断用上限です。

公式情報・確認先

この記事の計算ロジックはEC Profit OSの経営判断用モデルです。TikTok Shop公式の計算式ではありません。

制度・料率は変更される可能性があります。TikTok Shop公式の最新表示を優先してください。