先に結論: ROASは「広告費1円に対して何円売れたか」を表す売上倍率です。必要ROASは、その倍率を「利益を守るために最低何倍必要か」に置き換えた数字です。目標利益を守れる最大CPAを先に計算し、「商品売上 ÷ 最大CPA」で逆算します。
ROASを数字で見ると
広告費10,000円で売上50,000円ならROASは5倍(500%)です。必要ROASが5倍なら、5倍が利益目標を守る最低ラインという意味です。4倍なら売上は出ていても、設定した利益目標には届きません。
必要ROASの式
必要ROAS = 商品売上(自社値引き後) ÷ 最大CPA
最大CPAが0円の場合は、必要ROASを出す前に価格・原価・報酬率などの採算構造を改善する必要があります。
同じ商品例では34.3倍
自社値引き後の商品売上4,500円、広告に使ってよい上限(最大CPA)が131.25円なら、必要ROASは約34.3倍です。これは約3,430%に相当します。仮に広告費10,000円なら約343,000円の売上が必要という水準です。この数字が極端に高い場合、広告運用だけでなく商品条件そのものに広告費を吸収する余裕がない可能性があります。
プラットフォーム指標と内部利益を分ける
TikTok AdsやGMV MaxにはROI(費用対効果)・ROAS(広告費に対する売上倍率)関連指標がありますが、それらが自社の全コストをそのまま表すとは限りません。EC Profit OSの必要ROASは、「自社の原価・送料・報酬・返品等まで考えたとき、広告費に対して最低何倍の売上が必要か」を見る内部判断用です。
まず無料Liteで、自社条件を入れて確認
無料Excel Liteでは、1件利益と利益率に加え、「広告に1件いくらまで使ってよいか(最大CPA)」「広告費に対して最低どれだけ売上が必要か(必要ROAS)」まで確認できます。正式版でできる判断もDEMOプレビューで確認できます。
よくある質問
ROASが高ければ高いほど良いですか?
一般には広告効率が高いほど有利ですが、配信量が減って売上機会を失うこともあります。まず利益を守る最低ラインとして必要ROASを使います。
GMV MaxのROI目標と同じ数字ですか?
同じとは限りません。GMV Max側の指標と、EC Profit OSの全変動費を含む経営判断用指標は定義を分けて扱います。
公式情報・確認先
制度・料率は変更される可能性があります。TikTok Shop公式の最新表示を優先してください。